研修プログラムの開発
研修プログラム開発の目的・内容
教育・保育現場の教職員を対象とした、障害のある幼児に関わる「理論と実践を往還する研修プログラム」を開発し、その動画コンテンツを作成します。
開発した研修プログラムについて
2022年度に研修プログラムが完成しました!
- 特別な配慮を必要とする幼児への指導の充実プログラム 説明書
- 愛媛大学教育学部特別支援教育コース YouTubeチャンネル
- 「障害のある子をよりよく理解するには ~特別な配慮を必要とする幼児への指導の充実プログラム 概論編~」 https://youtube.com/playlist?list=PLkhrswZ0YS5sW87h6IZ21ack5O27PrINF
- 「さまざまな障害に応じた適切な支援とは~特別な配慮を必要とする幼児への指導の充実プログラム 実践編~」 https://youtube.com/playlist?list=PLkhrswZ0YS5sK01MwxbznrQ1cIZRdcECu
研修教材は、全てのチャプターを視聴していただいても構いませんし、研修を実施する園に在籍する幼児の様子や 園内研修の目的にそって、必要なチャプターを選択していただいても構いません。
1)上巻「障害のある子をよりよく理解するには〜特別な配慮を必要とする幼児への指導の充実プログラム 〜概論編〜」
「概論編」では、障害に関する基礎的な知識や障害のある用事に関わる上での基本的な姿勢について学びます。
巻 | 章 | 内容 | 時間 | |
概論編 | 第1章 このようなお子さんはいませんか? |
導入 | 1分 | 約70分 |
このようなお子さんはいませんか? | 5分 | |||
第2章 障害とは | 障害とは〜人が物事を理解し、行動するまでの流れ〜 | 5分 | ||
a.視覚障害 | 3分 | |||
b.聴覚障害 | 3分 | |||
c.肢体不自由 | 5分 | |||
d.言語障害 | 4分 | |||
e.病弱・身体虚弱 | 5分 | |||
f.知的障害 | 14分 | |||
g.発達障害 | 5分 | |||
h.重複障害 | 5分 | |||
第3章 合理的配慮と基礎的環境整備 | 13分 | |||
第4章 長所活用型指導 | 2分 |
2)下巻「さまざまな障害に応じた適切な支援とは〜特別な配慮を必要とする幼児への指導の充実プログラム 〜実践編〜」
「実践編」では、「概論編」で学んだ障害に関する基礎的な知識を踏まえて、気になる幼児の様子から、どのような視点で観察をしていくと良いのか、どのように支援を組み立てていくと良いのかについて学びます。 また、小学校や保護者並びに関係機関などとの連携、障害のある幼児の保護者や当事者の体験談も踏まえて、今後の関わりについて考えていきます。
巻 | 章 | 内容 | 時間 | |
下巻 実践編 |
第1章 観察の視点 | 5分 | 約90分 | |
第2章 それぞれの困難に応じた支援 | a.見え方の困難 | 5分 | ||
b.聞こえ方の困難 | 5分 | |||
c.動きの困難 | 5分 | |||
d.健康面の困難 | 5分 | |||
e.言葉の困難 | 5分 | |||
f.対人関係の困難 | 5分 | |||
g.社会性・集団行動の困難 | 5分 | |||
h.寝食の困難 | 5分 | |||
第3章 他機関との連携 | a.幼小連携 | 8分 | ||
b.家庭との連携 | 10分 | |||
c.専門機関との連携 | 7分 | |||
第4章 当事者のことば | a.本人の体験談 | 10分 | ||
b.保護者の体験談 | 13分 |
3)(付録)「障害による困難さを体験してみよう〜特別な配慮を必要とする幼児への指導の充実プログラム 〜疑似体験編〜」
障害や困難さのある幼児が抱える生活の困難を共感的に理解することできるように、研修の付録として、困難さの疑似体験を紹介する資料を作成しました。
- ①見えにくさの疑似体験
- ②聞こえにくさの疑似体験
- ③動きづらさ・かきづらさの疑似体験
- ④言葉の理解しづらさの疑似体験