本HPでは、愛媛大学が文部科学省より受託した「特別支援教育に関する実践研究充実事業」の成果をとりまとめ、情報発信をしています。
新特別支援学校学習指導要領等の円滑な実施のため、「主体的・対話的で深い学び」等のキーワードや概念に関する先駆的な実践事例の調査、および教育課程編成や指導方法の工夫改善についての先導的な実践研究を行い、その成果を年度ごとに公開しております。ぜひ、今後の実践の参考にしていただければ幸いです。
*各年度の取組は、HP上部のタブからご覧ください。
愛媛大学教育学部では2019年度より、文部科学省「特別支援教育に関する実践研究充実事業」を受託しております。本事業は、文部科学省から公示された「新特別支援学校学習指導要領等」の円滑な実施に向けた実践研究の成果をとりまとめ、全国の特別支援学校・特別支援学級の先生方や、教職課程を設置する大学様へ情報発信することを目的としています。
幼稚園、小中学校、高等学校の新学習指導要領と共通に、特別支援学校の新学習指導要領等においても「社会に開かれた教育課程」や「主体的・対話的で深い学び」の視点を踏まえた指導、自立と社会参加に向けた教育(キャリア教育)の充実、各学校におけるカリキュラム・マネジメントの確立等が重視されています。同時に、特別支援学校においては、「重複障害者等に関する教育課程の取り扱い」について、子ども達の学びの連続性を確保する視点から基本的な考え方が規定されたことや、知的障害児のための各教科の取り扱い・教育課程・教育内容についても規定がなされています。これらの内容・目標を実現するために、コンピュータ等の情報機器の活用も推奨されており、多様な障害特性への対応が目指されています。また全国の小学校等教職課程においては、平成28年の職員免許法の改正により「特別の支援を必要とする幼児 児童及び生徒に対する理解」1単位以上の履修が必修化されました。本事業では、特別支援学校・特別支援学級における先駆的な実践事例や、教職課程を設置する大学における特別支援教育に関する先駆的な取組について調査を行い、報告します。
本事業がとりまとめた先進的な実践事例や取組が、全国の特別支援学校・特別支援学級の先生方、および教職課程を設置する大学様の参考となれば幸いです。
事業代表者 愛媛大学教育学部 教授 苅田知則